Friday, April 18, 2008

クロアチア土産

お土産はBionicle が欲しいと言う息子二人に、そんなものスロベニアとかクロアチアにはないと思うよ、と言って出かけてきた。クロアチア最後の晩にホテルの中のおみやげ物屋さんを吟味してみたが、もちろんそんなものはない。

このあたりの家を模倣した10センチ四方くらいの小さな石造りの家は興味深いので買おうかと思ったが、荷物が重くなるのと、家に着いた頃には潰れてそうな気がするので断念した。

他のコーナーを見ると海綿がたくさん売っていた。あわびのような貝殻を添えて、それを網に入れたりしておみやげ物らしく工夫している。家のバスルームに一つくらいあってもいいだろうと思って、貝殻のついてない海綿だけのものを一つ買った。

こういうの↑。(ウェブにあったので取ってきた)

良い絵があれば買おうと思ったが、小さくプリントしたものしかない。陳列してある額の中に一つ、文字だけが額の中に入っているものがあった。見たことのない文字なので、店員にきいてみると、今は使ってない昔の文字だと言う。Glagolitic alphabet と言われるものらしい。ウィキペディアの日本版を見ると、

グラゴル文字(ロシア語:Глаголица、グラゴーリツァ)は、主にスラヴ系言語を記述するために作られたアルファベットで、スラヴ圏最古の文字である。正教会のキュリロス(827年-869年)とメトディオス(826年-885年)が、855年か862年から863年のころ、聖書やその他の文書をスラブ諸語に翻訳するために作成した。ギリシア文字を元にして作られたものと思われるが、極めて独特の外見を持つ。 「グラゴル」の名前は古スラヴ語の「音」を表す「Глаголъ(glagolə)」から来ている。また、Gに相当する文字の名称にもなっている。「グラゴル」から派生した動詞「グラゴラーティ」は「話す」を意味するので、「グラゴーリツァ」は「話すための印」程度の意味になる。 現在スラヴ圏で広く用いられているキリル文字(その名称はキュリロスに因む)は、キュリロスの弟子らがグラゴル文字を改良して作ったものだとされ、グラゴル文字とはほぼ一対一で対応している。グラゴル文字は、正教会の勢力圏では間もなくキリル文字に取って代わられたが、カトリック圏に属するクロアチアに伝わり、クロアチア語の表記に近代まで一部で用いられた。

原カナン文字→ フェニキア文字→ ギリシア文字→ グラゴル文字という道のりを辿ってきたらしい。興味深いので買うことにした。

グラゴル文字(↑)。


スプリット空港のDuty Free をのぞいて見ると、なんとBionicle が売っている。世界中の子どもがBionicle で遊んでいるのだろうか。それとも、そもそもクロアチアもヨーロッパだから、LEGO社の勢力範囲に深く取り込まれているということなのだろうか。二人の息子に一つずつ、二つ買った。

全部揃えてみると、実に奇妙な取り合わせのお土産だ。

Bionicle の一例(↑)。実に良く出来ている。
バランスがよく、相当変な格好をさせても立っていることができる。
人体の骨格をよく研究してデザインされているのだろう。
一つ作ってみると、他のも欲しくなってしまう。

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Fri, 18.04.2008: SPLIT - VIENNA OS 746 1525 1645
Fri, 18.04.2008: VIENNA - COPENHAGEN OS 305 1730 1925

13.04.2008: Stay at Hotel Austria Trend, Ljubljana, Slovenia
14.04.2008: Stay at Hotel Austria Trend, Ljubljana, Slovenia
15.04.2008: Stay at Hotel Ivan, Solaris Complex, Sibenik, Croatia
16.04.2008: Stay at Hotel Ivan, Solaris Complex, Sibenik, Croatia
17.04.2008: Stay at Hotel Ivan, Solaris Complex, Sibenik, Croatia

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