Friday, October 17, 2008

静かな車両

ストックホルムから帰りの座席はQuiet Zone というところに指定されてしまった。
インターネットで座席も選べるのだが、あいにく4人が固まって座れる場所はQuiet Zone にしかないらしく、何度やり直しても、同じQuiet Zone の席が出てくる。

静かに列車の旅を楽しみたい人のために、そういう車両を設けているらしい。i-Pod のようなもので音楽を聴くのもダメ、喋るのもダメだと書いてある。しかし、同じ車両がペット可の車両でもあるのが妙だ。

5歳と9歳の子どもと列車に5時間沈黙して乗るのは100%不可能だ。しかし、とりあえず昨日から子どもには明日はQuiet Zone に乗るのだから、大騒ぎしてはいけないと何度も言ったが、それさえ聞いていない。

いざ乗ってみると、我々のほかに4組の乗客がいる。4,5歳の子ども二人とお母さん、2歳6ヶ月の赤ちゃんを連れた夫婦、そしてドーベルマンを一匹連れた男、そしてマックブックを持った若い男一人。どう考えてもこの組合せで静かな車両を達成するのは不可能だと思ったが、案の上、30分もしないうちに、4,5歳の二人の子どもは喧嘩を始め、母親は怒鳴り散らし、赤ん坊は泣き喚き、ドーベルマンは主人がトイレに立つ度にクーン、クーン、と悲し気な声で同情を一身に集めようとし、わが息子二人は親の忠告をまったく無視してゲームを始めて大騒ぎしている。もう、めちゃくちゃな喧騒状態になり、唯一静かなマックブック男一人は他の車両に逃げていった。

バカ親の言い訳になってしまうが、これは鉄道会社側の企画が甘かったとしかいいようがないと思う。Quiet Zone を作るなら一人席のみにするべきだっただろう。テーブルのある席をQuiet Zone に入れてしまうと、家族連れはテーブル席を指定する傾向が高いのだから、彼らがQuiet Zone の席を占領する可能性は極めて高くなるではないか。今からでも遅くないから、Quiet Zone の実施方法を変えてみたらどうだろうか。

ところで、X 2000 の料金、後で計算してみると行きと帰りで4人の合計料金が100ドルも違う。元々安いのでこの違いは大きいかもしれない。

17 OCT 2008 (Friday)
Stockhom C - Malmo C
12:20 - 16:46
SJ, X 2000 533

Malmo C - Copenhagen C
17:02 - 17:37

Child 10 SEK
Adult 990 SEK
Total 2,000 SEK (270 USD)

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