Thursday, February 17, 2005

すわっ!

今日は雪は降ってないが、ものすごく寒い。
積もっていた雪がパリパリになって下の方は氷になっている。

UNの食堂へランチを食べにいったら(めったに行かない)、日本人の女性に声をかけられた。すわっ!と、何がすわっ!か分からないが頭に浮かんだ。話を聞いてみると、僕の授業に何回が出席したことがあるとのことだった。そう言えば見覚えがあると思ったが、今さらウソっぽいので言わなかった。今はカブールのILOで仕事しているそうだ。なかなかたいへんそうだ。授業は役に立ったか、なんてもちろん怖くて訊けなかった。

Tuesday, February 15, 2005

津波・・・

以前、大学に勤務していた時にいた、今どき珍しい「もぐりの学生」がこんな文章がウェブにあったと送ってくれた。「僕もそう思う」というのはマヌケな応答の典型(少なくとも僕が今いるような環境では)だけど、僕もそう思う、ととりあえず素直に言ってしまいそうな文章だったので、ここにも無断で転載することにした。臼井様、これ読んだら許可してください!・・・カタチ主義の典型。

原文はここ

下にコピーしたもの以外にも臼井医師のメールの転載がたくさんあった。

01-21
-----ここから臼井メール-----
●その後スリランカについて何か書き送ろうと思っていたのですが、何を書いても誰かの悪口にしかならない気がして、ちょっと躊躇《ちゅうちょ》していました。
●MSFが、津波に関する緊急援助に対する寄付のお願いを終了し、これ以降は“緊急”以外の支援を受け付けるとの声明を出したことは、フランスでは大論争になりましたが、結局おおむね理解されるところへ落ち着いたようです。しかしこれが日本で理解されるのは、いろいろな意味でとても難しい。
●そもそも、津波に拘わらず基本的にはすべての災害で、被災者を最初に助けるのはその地域の人たちです。ダルフールの避難民だって、逃げ出してから最初に口にする水・食料は、通りがかった場所で手に入れます。国際援助ができることは、多くの場合、キャンプなり何なりまでひとまずたどり着いた人たちが対象です。
●今回の津波でも、多くの国際機関やNGO,軍隊が、現地に入り病人や怪我人を助けたかのように宣伝していますが、彼らの大部分が現地入りした時点で、すでに多くの被災者は、地域の人たちなどに助けられて一息ついた後です。スリランカの一番貧しい地域に最も早く入った僕たちが見たものは、まさにこれです。津波は継続的な災害ではなく一回きりで、被災者が後から後から発生するという要素は少ないので、こうした傾向はますます強い。
●それを、MSFの後からきた人たちが、自分たちの活動で多くの被災者の生命を救ったかのように言ったり、まして自分たちが今活動しなければ、今後次々死者が出るかのように言うのは、ちょっとどうかと思います。
●最初の緊急事態は一息ついた、今後は再建など中・長期援助が大切だというのは、理屈に走った言い分などではまったくなく、現地にいて活動し、そして自分たちのしていることの意味をきちんと理解している者の正直な感想です。訳もわからず、ただ目の前で手を差し出している人に、持っているものを片っ端から渡している人たちにはわからないかもしれませんが。正確な調査が必要というのはこのことで、状況を把握しないと、自分たちがしている仕事の意味も理解できないということです。
●ついでに言うと、今回現地に入った僕たちのチームは、とても忙しくろくに寝る時間もなかったにも拘わらず、ダルフールはじめアフリカやイラク、パレスチナ、チェチェニア、北朝鮮などの話をたくさんしました。それぞれ経験があるもののチームで、目の前のスリランカの状況が、たとえばダルフールと比べてどうかということを常に考えていました。援助のProportionality(バランスの取れた援助)というのは、こういうことです。世界のどこかにいる、もっと必要な人を見落として、目の前の人を援助していないかという自問自答です。
●今回、世界の先進国から、未曾有の援助が非常に短期間に集まりました。理由は、津波の被害が前代未聞の大きさだったことの他に、メディアを通じて毎日多くのショッキングな映像が伝えられたこと、先進国の人たちも少なからず犠牲になり、ロケーションもプーケットなど先進国の人に比較的なじみのある場所だったことが挙げられると思います。同時に、多少でも人道的な気持ちのある人たちにとってはフラストレーション続きの2004年の最後の、クリスマス休暇中の出来事で、チャリティーをするには絶好のタイミングでもあったと思います。
●こうした世界の先進国の動きのただひとつの例外は日本です。MSFに関していっても、緊急援助をお願いしてから終了するまでの1週間に、世界中で60億円を超える支援が集まった中で、日本ではわずか千数百万円です。世界のMSFに占める日本の資金の割合は7%くらいですから、この割合を期待したとしてもその数分の一でしかなく、まして津波被害がアジアの出来事で、日本人も多く被災していることを考えると、この数字はちょっとショッキングです。
●日本の人たちや報道関係者が、被害にあった人たちの状況や、それに対する援助のことを、もう少し想像力をもって具体的に感じてくれるようになったらと思います。そうしないと、センチメンタリズムに流れた援助話に満足して、なかなか本当の状況の理解につながらないと思います。逆に僕たち援助する側から言うと、支援してくれた人がすぐ喜ぶような援助の仕方がいつもベストなわけではなく、時には支援者を説得してでも本当に必要な援助が何かを伝える必要があるということです。しかし実際は、日本からの援助者の大部分がこうした考えを持つにいたっていないので、まだ時間がかかりそうですね。
-----ここまで臼井メール-----

Saturday, February 05, 2005

Crash !

I'm OK, in case anybody suspects I'm one of passengers in the crashed airplane. I'm just too busy to do anything...