Wednesday, July 01, 2009

MacBook Pro

先週末まで2週間、NYに出張していたのだが、NYに着いた翌日からEeePC S101が起動しなくなってしまった。正確にはそこに入っていたWindows XPが起動しなくなった。仮想メモリが足りないというメッセージがしばらく出ていたのでセーフモードで起動して仮想メモリを増加してみたが、普通に起動しようとするとやはりダメだった。しょうがないので、ITの部署の人に見てもらったが、どうにもこうにもならない。潰れたらしい。いつまでも動かないWindows XPに費やしてる時間はないので、SDカードにインストールしていたUbuntu 9.04 Notebook Remixで起動してみると、あっさりと動いた。素晴らしい!

しかし、本体が屍と化したコンピュータをSDカードに入ったシステムで動かしているというのも妙なもんだ。いずれ時間があったら、本体を徹底的にチェックするか、完全に諦めてEeePCのSSDからWindowsを削除してUbuntuを入れてしまおうとも思ったが、その前にちゃんと動くコンピュータが欲しくてたまらなくなってきた。SDカード脆弱説があるので、いつこれも終わってしまうかわからないではないかという正当化も一応ないことはない。

ちょうど同僚のカレンもコンピュータを買う必要があるというので、週末に五番街のBest Buyにコンピュータを見に行った.....
が、どうもパッとしない。ヨドバシカメラならあれもこれも欲しくなるのだが、ここにはどうも物欲をそそるものが見当たらない。カレンも同じ意見なので、五番街でももっとセントラルパークよりにあるMac Shopに行ってみることにした。

おーっという人だかり。パッとし過ぎなくらいパッとしてる。一気に物欲の権化と化す。もう当然Macを買うしかないという状況になったが、どれを買うべきか、しばし悩む。MacBook Airが軽くて一番かっこいいのだが、どうせ買うなら現時点で最高の力量をもっているのにしたい、と欲望はとどまるところを知らない。カレンも同じ意見で結局、まったく同じコンピュータを買った。

買ったのは、MacBook Pro 13 inch のメモリ4GBヴァージョンで、1499ドルだった。
[仕様]
MAC OS X Version 10.5.7
Processor 2.53 GHz Intel Core 2 Duo
Memory 4GB 1067 MHz DDR
250 GB 5400-rpm hard drive
NVIDIA GeForce 9400M graphic processor
13.3 inch backlit glossy widescreen display
Multi-Touch trackpad

それとあまり乗り気はしないが仕事で使うために、Microsoft Office 2008 for Mac Home and Student Edition を二人とも買った(134.95ドル)。それとFileMaker を僕は買うつもりだったのだが、FileMakerの子供のようなBento 2というソフトをカレンが見つけてきて、内容を見ると単純なデータベースを作るだけならこれでも十分そうだったので、結局これも二人とも買った(49.95ドル)。しめて、1810ドル。

その後カレンは別の買い物に向かっていったが、僕はすぐにホテルに戻って箱を開けて使い始めた。
すごい、素晴らしい、あまりのきびきびした動きにしばし感動する。最後に使っていたMacは、Powerbook 5300というやつだった。


[Powebook 5300の仕様]
Introduced: August 25, 1995
Discontinued: August 3, 1996
Price: 2300 - 6800 USD
CPU: PowerPC 603e, 100 - 117 MHz
RAM: 8 MiB, expandable to 64 MiB, 70 ns unique DRAM card
OS: System 7.5.2


なかなか評判の悪い機種だったが、一番のネックは互換性だった。職場でWindows、家でMacという生活はソフトにほとんど互換性のない状況では悩ましいものだった。それにしても、メモリのサイズが10年ちょっとで500倍になったわけだ。すごい進化だ。



使い始めてまだ2週間も経たないが、今までで間違いなく最高のコンピュータだと思う。ちょっとした動作の仕方にUbuntuというか、Linuxに似ているなあと思うところがあるのがおもしろい。