Sunday, February 04, 2007

深海の盲うなぎ

近頃、酔っ払ってゴホゴホ咳をしながらタバコを吸ってることが多い僕を心配したのか、隣のソナムがジムへ行くことをしきりに勧める。四ヶ月毎日ジムで40 分歩いて走り倒して10キロ痩せたと言うので、僕は3ヶ月連続下痢して13キロ痩せたことがあると言い返してやったが、あまりに哀しい目で僕を見つめるでちょっとジムに行ってみた。

”5分歩いて5分走る”を三回繰り返したら、死ぬかと思った。目が回って失神寸前になった。中学校でサッカーの練習をやっていた頃の、陽炎でゆれるくそ熱い運動場を思い出した。よくあんなに走ったもんだ。究極の運動不足がもう四半世紀も続いてるもんな。深海うなぎの目が退化して失明するくらい、僕の全身は退化しているんだろう。

それにしても、この咳なんとかならんかな。絵に描いたような喘息の老人臭くなってきた。そう言えば、小さい頃は小児喘息だったから、歳とるとそういうのが戻ってくるのかもしれない。喘息には水泳がよいと言われ、小学生の頃は毎日死ぬほど泳がされた。中学生になったら運動のやり過ぎで心臓肥大だと言われた。まったく。死ぬほど泳ぐといっても、一日2キロなのだけど、当時はそれでもかなり長く思えたもんだ。今なら、200メートルで確実に溺死だろう。

相変わらず、忙しいけど退屈だ。知的刺激ゼロ。この間に肉体的刺激に明け暮れてみるというのも良いかもしれない。

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