Friday, September 22, 2006

ハドリアヌス

ちょろちょろと読んでいる塩野七生の『ローマ人の物語』、やっとハドリアヌスにたどり着いた。これでようやく、以前モニカにもらった"Memoirs of Hadrian", Marguerite Yourcenar を開く気になれる。

長いこと積読になっていた、ジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』にとうとう手をつけたら、あっという間に終わってしまった。よくまとまった良い本だと思った。後で、ウェブを見ると、やたらジョン・ダワーを攻撃している人もいるので驚いた。この本に収められている様々なトピックはそれぞれいろんな人がすでに書いているので、少なくとも日本人にはよく知られているのだろうけど、こうやって全部整理してまとめるという作業には敬意を持つ。読んでみると、なんじゃ、こりゃ?という本にあたることも少なくないが、この直前に読んだ"Man Who Would Be King: The First American in Afghanistan", Ben MacIntyreといい、良い本が続いた。今夜は『アレクサンドロス大王東征記』に手をつけようと思ってる。著者のアッリアノスはハドリアヌスに見こまれた人だった。それだけに興味もます。

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