Wednesday, December 22, 2004

初雪

朝、目が覚めたが起きにくい。のどが痛い。明らかに昨日より悪化している。
ふらふらと部屋から出て、中庭を見ると、真っ白。初雪だ。でも、雪は止んでいる。
今日は一日中寝ていようかどうか迷うが、結局オフィスに行くことにした。
着替えて外に出ると、また雪が静かに降り始めていた。しんしんしんしん・・・・
さぶっ!

オフィスに来たら、サーバーがダウンしていた。なんかいろんなところに不都合が生じている。復旧するまで、手書きですむことをしようと思い、いくつかの国のヴィザの申請書をせっせと書いた。

僕のUNLPには入国してからやっととったアフガニスタンのビザしかない。ドバイでアフガン・ビザが用意できていると聞かされていたが何もできていなかった。ドバイではカブール空港に到着すれば用意できていると聞かされて、とりあえずカブールまで来たがやはり何もできていなかった。けっ、入国できないの?と思ったが、カブール空港で働くアフガン人の知り合いを見つけて事情を話してUNLPを預けてとりあえず入国だけはできた。アフガンビザの申請はその後自分で一からすることになった。結局、国連は何もやってなかったのだ。相変わらずイイカゲンというかデタラメというか・・・

カブールに着くと恒例のセキュリティ・ブリーフィングを受けることになる。現在のevacuation plan には逃げる方向として三つのオプションがある。飛行機が可能な場合は、ドバイ(UAE)もしくはタシュケント(ウズベキスタン)、飛行機がダメな場合は、陸路でトルハム(パキスタン)かテルメス(ウズベキスタン)を越えて逃げる。つまり、UAEとウズベキスタンとパキスタンのビザを常に持っている必要がある、とセキュリティ・オフィサーは力説していた。

オフィスに到着して、何人かにこれらの国のビザを持っているか訊くと、予想通り、はあ?という返事だった。日本のパスポートならUAEの入国にビザはいらないし、僕の場合はパキスタンのビザは常に持っているから、いざとなればなんとなかなりそうだけど、UNLPに三国のヴィザを持っているに越したことはない。

オフィスのヴィザ担当という人に申請書をくれというと、UAEとパキスタンのはすぐに見つかったが、ウズベキスタンのが見つからない。記入事項についても、全員が同じことを記入しなければいけないような情報を彼は見つけられない。あっちへ行ったりこっちへ行ったり無駄な時間を過ごす。このオフィスにはシステムってものがない。

そのうちにサーバーが復旧した。子どものクリスマス・プレゼントは買って家に置いてきたが、妻には何も買ってなかった。NYで買って送ろうと考えたがそんな時間もなかった。ずるずると時間が過ぎ、結局インターネットで買い物をして家に届けてもらう作戦に至った。花とプレゼントを買ったが、クリスマスには間に合わないだろうな。

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