Sunday, December 19, 2004

一週間

今日でカブールに到着して一週間経った。早いものだ。今日はISAFのPXで買い物をした。マルボロが1カートンで10ドル40セントだった。成田のDuty Free よりはるかに安い。冷凍のチキン・コルドン・ブルーや瓶詰めアンチョビやパルメザン・チーズも買った。しばらくは晩飯作りに退屈しないだろう。いっしょに行った日本人スタッフのレイコは赤ワインを四本買っていた。日本人スタッフというより、レイコは部下になるのだが、20代の日本人女性が部下だとは全然知らなかった。有能でnativeみたいな英語を喋る日本人女性はこうやってみんな外に出てしまうんだな。

最初の一週間はオフィス中の人に一人ずつ30分から2時間ブリーフィングを受けたが、今日やっと自分の部署のブリーフィングをレイコにしてもらった。思いっきり複雑なプログラムになっている。人道からreconstruction、商業活動に市民チャリティ、はたまた平和構築プロジェクトといろんなものが並行してしまっている。日本の中でやかましく議論されていたなんやらかんやらがのどかなお伽話のように思える。

PXの入り口に"Weapon Unloading Place"という標識があったので、ここで兵隊さんも武器を置いてから店の中に入るのだなと思っていたら、店の中では黄土色系の軍服を着た兵隊さん達が腰にピストル、背中にマシンガンを忍者のようにかけて買い物していた。誰も咎める者はいない。

買い物をダンボール箱に詰めて、外に出ると、米軍のハンビーが2台停まっていた。どちらにも一人ずつ兵隊さんが乗っていた。買い物をしている同僚を待っているようだ。その一人と目があった。すかさず彼はアメリカ人らしくHow are you doing?と言ってニコッと微笑んだが、すぐに前を向いて暗い顔になっていた。もうカブールも長いのかもしれない。

そう言えば、自分のオフィスのインターナショナル・スタッフにも少しメンタルにやばいんじゃないだろうかと思える人が何人かいる。

No comments: