Friday, December 30, 2005

冬のバーベキュー

二人の息子を連れて100円ショップへ行った。テレビのお絵かき番組でやってた押し絵とやらを上の子がやりたいというので画用紙と絵の具などを買いに行ったのだ。ついでに紙ねんども買った。家に帰ると、いきなり紙ねんどでの遊びが始まり、絵の具と画用紙のことは忘れたみたいだ。なんとか遊び場を一箇所に集中させようとしたが、その努力もむなしく半時間もすれば家中、紙ねんどだらけになっていた。案の定、妻は怒り狂う。夕方にアナ・カリナ母子が遊びに来るので朝の間に掃除したところだったのだ。怒るのもやむなしか。

その後、下の子が昼寝を始めたので、上の子と二人で今晩のバーベキューの材料を買いに業務スーパーへ買い物に行った。このくそ寒い冬にバーベキューは成立するのかという懸念もあったが、アナはここのバルコニーでするバーベキューが好きだと妻が言うので、そういうことになった。

業務スーパーというところは、卸売り市場のようなところなので、大量に食料品を買う人にとっては、格安でよいのだが、少量しか必要のない一般家庭の人には無駄な買い物になってしまいかねない店だ。「漬物」とか「冷凍焼き鳥」とか「つぶあん」とかなんでも1キロ単位で売っている。安いのだが、普通の核家族なら全部食べる前にダメになってしまうだろう。

バーベキューにする牛肉もスライスした手ごろな量のものがなかったので、1キロのかたまりを買った。必要な分だけ家でスライスして残れば冷凍にしておこうと思ったのだ。野菜はほとんど家にあったので、中国産のしいたけだけ買った。これも1キロだ。もやしキムチも1キロ買った。子ども用のソーセージ、自分用のトリ皮なども買った。

6時頃にアナとカリナがやってきて、バーベキュー・スタンドを暖めようとして、なんと火のつきにくい木炭しかないことを発見。なんとか火をつけようと30 分ほど頑張ったがダメだった。食材の用意は妻にバトンタッチし、アナの運転でマッチで火がつく炭をコーナンまで買いに行った。

じっとしていると寒いが、バーベキューというのは結構忙しいので、それほど寒さは感じなかった。アナのだんなさんは仕事が忙しくてほとんど家にいないこと(今も中国に出張中)、カリナはロシア語、日本語、英語のトリリンガル環境で成長せざるを得ないこと、など我が家と共通点があるので、そういう泣き笑い人生が話の端々に挿入される。

走り回って遊んでいるカリナと上の子に負けじと下の子もついて走り回る。当然歳の違いなどというコンセプトはまだないだろう。自分では同じ仲間だと思って一緒に遊んでいるのだ。年齢や国籍や言語や宗教などあらゆる違いが子どもには何の影響も及ぼさない。何歳くらいまで、こういうふうに生きていけるのだろうか。

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