ほんの少し前にFlcokで大騒ぎしたところで、なんなんですが、LUNASCAPEというブラウザーを何気に試してみて、あっさり転向しました。これはいいものができたものだ。
1.あのChrome よりも速い。
2.Firefox/Fock 及びInternet Explorer のプラグインが使えるらしい。
3.Operaのような使い勝手がよくカッコいいデザイン。
まさに各ブラウザーのエートコ取りをしたようなブラウザーだなと思ったら、ほんとにエートコ取りをしているのだ。なんと、これはTriple Engine Browser なのだそうだ。ブラウザーというソフトは、ネットを通してはるかかなたからやってきたコードを画面に表示する、レンダリングという行為を律儀に延々とやっているわけですが、このレンダリング係をエンジンと呼ぶと、エンジンには何種類かあって、それによってブラウザーのスピードというのは変わってくる。
そんなちょっとした違いにぐちゃぐちゃ文句をつけて競争をするのはおかしいという意見もあるのだけど、このちょっとした違いは実はとても大きな違いだという意見もあってウェブ上では議論されているけど、これに関してはとりあえず、ここで僕は後者に一票を投じておく。
下のグラフはベンチマークテストの一つだけど、LUNASCAPEは三種類のエンジンでテストされている。実際使ってみたが、クリック一つでエンジンが切り替わる。しかも便利なのは自分が見るウェブサイトごとに違うエンジンを指定しておくと勝手にエンジンを変えて見せてくれる。これはIEでないとうまく表示できないサイトとか、Firefoxでないとどもいかんみたいなサイトを見る必要がある場合は非常に便利だと思う。ちなみに、
もしくはのエンジンはGecko、のエンジンはTrident、そしてとのエンジンはWebKitだそうだ。
このグラフを見ると、IEのまったり感がよく出ている。しかし、はいったいどうしたのだ。世界一速いと自称しているので一度テストしてみようと思っていたが、ベッタですか。
EeePCを使う時は、画面が小さいので、とくに縦が短いのでツールバーやらなんやらいっぱいあると、ますます不利な環境になってくる。そういう人にはこのLUNASCAPEは結構便利な機能がついている。数々のツールバーやらなんやらが消えてディスプレイ全体が使える。マウスオーバーで簡単に元に戻すことができる。何を言っているのか分からなくなってきたので、下に写真を貼って以下省略。
今のところLUNASCAPEはWindowsにしか対応していない。Windowsユーザーには朗報ですねえ。16GBしかないSSDを使った、僕の小さく非力なEeePCのWindowsXP上には、IE, Firefox, Flock, Chrome, Safariと5つのブラウザーがひしめき、その裏面にさらに小さな8GBのSDHCにLinuxを入れ、Firefox, Flock, Epiphany, 風博士, Chromium の5つのブラウザーがわーわー言っている。こんな小さなPCに計10個もブラウザーを入れるはめになったのは、どれもこれも気に入らないところが出てくるからなのだが、とりあえずWindowsにはLUNASCAPEで落ち着けそうな気がする。
早くLinux版も出して欲しいが、その前にWindowsの世界で覇権を確立してほしいものだ。これはかなり有望だと思う。日本製だというのは驚いた。ここは一つ世界に果敢に打って出てほしい。というか、こういういいものは沈没してほしくないなあ。Windowsユーザーの皆さん、これ試してみましょう!
No comments:
Post a Comment