Monday, November 26, 2007

浮く

お父さんがいるのかいないのか、その決着が子どもたちの間ではついていない。これから家族そろって一緒に生活するというアイデアだけが、他のすべての現実的な困難やバカバカしい忍耐を支えてきた。ところが、いざこっちに来てみると、僕はまったく時間がない。ほぼ3週間に一回アフリカとNYの間を飛び回って、やっと家に戻ってきたら疲れきっている。

子どもたちがお父さんの拠点はここじゃなかったと思い始めたのも不思議ではなかったのだ。ちがうの、お父さんは出張のあと必ずここに帰ってくるでしょ、カブールにいた時はカブールに帰ったでしょ、だから今は違うでしょ・・・という母親の説明を、二人の息子はきょとんとして聞いている。

頭では分かったとしよう、お父さんはこの家の所属であるということも認めよう、
さてそれでも残るものがあるのだ。常に人間関係には。

8歳の長男がUhh So I have to get used to Papa being around here, そして、妻もSo do I, といい、最後に4歳の次男が、Me too !と言った。

そうなんだ。僕は完全に浮いていて、家に帰っても居場所のないオヤジなのであった。しかも、その根は地球を引き裂く程度に大きく成長している。

寝るタイミング、食事をするタイミング、テレビを見るタイミング、本を読むタイミング、掃除をするタイミング、音楽を聞くタイミング、何もせず瞑想にふけるタイミング、ありとあらゆるタイミングが僕の中では一つのシステムとしてほぼ完結していた。これを破壊して作り直す作業が必要になる。理想的には最初に夫婦のそれぞれがそういう作業をすればいいと思うが、もう何にもやらずに過ぎてしまった場合は、あえて柔軟な方が折れるしかないだろう。


4歳の息子のシャワーを浴びさせないといけない。その前に必ず、彼はおしっこをする。
そして、今日の質問は「パパ、トイレはどうやって作ったの?」

・・・・答えられない。分からない。トイレ屋さんに聞いてみればいい・・・

And Papa, what is "used to" ? What does that mean? Papa?

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