Monday, January 02, 2006

1月2日

今日は家族みんな昼近くまで寝ていた。
午後は、下の子のイラン人の友達、アロウシュの家にお茶に誘われて行った。お母さんのナディアは典型的なイラン美人。お父さんのラミンはとても人の良さそうな人だった。日本の航空会社の国内線のパイロットをしている。

一家の誰も日本語を喋らないのにもう日本に6年も住んでいる。たいしたもんだと思った。ラミンはキャンプが好きらしいので、いつかいっしょにキャンプに行きたいと思う。

夕方は、紀ノ国屋に行き、本を買った。24冊をメモしていったが、17冊買った。メモと重なっていたのは、そのうち4冊だけだ。目当ての本がある場合はアマゾン、何気に本状況を見たい場合は本屋、というふうに使い分けするべきだろうと思った。

その後、ウメとhigashiura と居酒屋で合流、半時間ほどして、ホンイデンが合流、そのまた半時間後でテツが合流した。みんな高校の同級生だが、高校時代に5人で集まった記憶はない。 今もなぜこの5人なのかと問われたらまったく分からない。同じ時期に同じ場所にいたということは確実なので、それなりに共通のものはあるのだろうと思う が。

この5人が知っている同級生の一人が年商6000億円の一部上場企業の社長になったらしいが、我々の想像を絶するとてつもないことだという以上のことは誰 にも分からない。ドップラー効果について思いをめぐらすニューギニア高地人のようなものだ。そもそも一部上場ってなんなのか僕には分からないのだ。

ホンイデンが同級生の女子(という言い方になってしまう)が載っている本を一冊持ってきていた。彼女は、僕は一度も見たことないが、テレビのある番組にレ ギュラーコメンテーターとして出ているらしい。政府のなんとか委員とやらでもあるらしい。つまり、有名人らしいのだ。どうして有名になったのかと訊いた が、有名であるという以外、誰も知らなかった。それくらい有名なのだ。

ウメは『宣戦布告』という本を持っていた。戦争ものが好きらしい。「男たちの大和」は反戦映画かと訊くが、そうでもないと思うが、この説明は難しい。見た らよいとしかいいようがない。が、同じお金をつかうなら、『イラム・ノグチ』を読む方が価値あるかもしれない。ホンイデンは樹木の医者なので、イサム・ノ グチのことはさすがによく知っているようだった。日本人みんな『イサム・ノグチ』を読んで恥ずかしい思いをして欲しいものだ。

二軒目で飲み始めた頃に妻から電話がかかってきた。早く帰れと言う。なんでかと訊くと、早く帰ってきて欲しいからと言う。そういう理由のない理由は常に正 しいものだ。この店が最後だからと言って電話を切った。とはいえ、ウメもテツもホンイデンもみんな苦難を乗り越えて外出してきているはずなので、そうやす やすと席を外すわけにはいかない。しかし、御堂筋線の千里中央行き最終に乗って帰った。電話がなければきっと朝まで飲んでいただろう。

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