Thursday, January 19, 2006

しろばんば

寒いなあ。頭が痛くなる。
雪は降ってないけど、地面が凍って滑る。

25年ほど前に同級生のエッちゃんが勧めてくれた『しろばんば』(井上靖)をこの三日間ほど寝る前に読んでいた。良いなあと思ったことだけは覚えていたの で、今回日本で買ってきたのだが、もう一度読んでみると、内容は完璧に忘れていたが、やはり良いなあと思った。次回は『夏草冬波』を買ってこなければ。

スーダンに行ったレーコのPAR(評価?)を数日前に送ったけど、返事がない。忙しいのか、どこかで消滅してしまったのか。Unusual contribution beyond expectation of her TOR...(つまり、最高)にした。後で本部の人に事情聴取されるかもしれない。

数日前、UNHCRのカンダハル事務所のフミコがカブールに出張で来ていた、らしい。彼女には会えなかったが、いっしょに来ていたボスは僕と同じゲストハ ウスに泊まっていたので話をする機会があった。彼はカンダハルはグァンタナモだと言っていた。オフィスかゲストハウスかどちらかに閉じ込められて、まった く外出が出来ないらしい。グァンタナモとカンダハルは音が似ている気がする。

アフリカ人の彼は、西洋の(彼は日本を西洋に含めていた)若い人には精神的に大変なはずだと言っていた。カンダハルには国連とNGOを全部合わせても西洋 人が常時3人しかいないのによくやっていると、しきりにフミコのことを感心していた。オープンで、人間関係もうまくさばいて仕事をしやすくしている、日本 人のイメージが変わったとまで言っていた。「若い・日本人・女」はちゃくちゃくと生きていっているのだなあ。

そう言えば、最近、日本の組織の「若くもない・日本人・男」のoonoくんがカンダハルに赴任したことを思い出した。フミコに会いにいけばどうか、と天国 のカブール(フミコのボスはそう言った)からグァンタナモにメールを送った。どちらにとっても気晴らしになるかなと思ったが、余計なことをした可能性も捨 てきれない。やや後悔。

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