Monday, January 09, 2006

始まり、始まりぃ~

今日がカブールに戻って実質的に初日なのでやることがかなりある。というかあ、山積み。メールが700本ほどたまっている。サブジェクト別に分類して読み 始めたが今日一日ではとても終わりそうにない。アミールが明日から休暇に出るので、彼からの引継も受けないといけない。

午前中にExternal Relations のデニスにロンドン会議関係の資料を全部送ってくれと頼んで、メールを200本ほど読んでから、国際スタッフを集めてミーティングをした。留守中にあった ことの De-briefing を各自にやってもらう。いろんな crisis の話が出る。誰それがnervous breakdown になったという話も多い。

ミーティングも終わる頃、今日の夜は打ち上げをしようということになってしまった。アミールが明日から休暇だし、僕の休暇中の彼の苦労をねぎらおうという ことでミゲナが提案し、ミゲナが料理することになった。ふと『フォーサイト』の原稿のことが脳裏をかすめたが、部下が同僚をいたわる提案を拒絶したらオニ でしょ。もちろん賛成した。

それが終わってから、UNAMAにランチを食べに行ったら、新しいレストランの建物ができて、従業員のフィリピン人の女の子たちは姿を消し、アフガン人の 男だけが働き、すっかり様子が変わっていた。愛想良くおまけをつけてくれたフィリピン人の女の子を失ったのは惜しいが、これもキャパシティ・ビルディング の一つか?

オフィスに戻ってさすがに焦り始めた。デニスからのメールの返信が来ていて膨大な資料が届いている。たまったメールはまだ500本ある。午前中のミーティ ングと合わせて留守中のことはだいたいつかめてきたがまだ空白は残っている。しかも、まだ時差ぼけが残っていて頭の中がもやーっとして、実に効率が悪い。 時間はどんどんなくなる。

メールをあと200本ほど読んで、とりあえずロンドン会議関係の資料を400ページほどプリントして、ざーっと目を通したくらいで、時間切れとなった。夕 方、自分のゲストハウスに戻って打ち上げに行くまでに少しでも消化しようと思い、ベッドの中で資料の続きを読んでいたら、ウチェンナから電話がかかってき た。もうミゲナの家で待っているということだ。

う~む、今月は『フォーサイト』のショーコさんに土下座して、なかったことにしてもらうかという考えも浮かび始めた。お仕置きの恐怖を振り切り、自責を乗り越え、ミゲナの家に行くと、まずいことにみなさんラキアを飲み始めた。今、泥酔したら、原稿はいよいよ絶望的だ。

自分のゲストハウスに戻ったのは10時過ぎだった。明日の朝の便が早いのでアミールが早く帰ったからだ。しかも、幸いなことに僕は泥酔していなかった。 ベッドの上で胡坐になって、久しぶりに超スピードで資料をめくりながら、原稿の構成を考えることに集中した。それを枕の上にのせたPCで一気呵成の一筆書 きタイピング。

完全徹夜は覚悟していたが、日付が変わる頃には終わっていた。なんだ、やればできるじゃないかと思って満足し、いったん電気を消してベッドに入った。そし て、アホな、今送らないと意味がないということに気づき、また電気をつけ、原稿をテキスト保存し、英語しか書けないゲストハウスの共同コンピュータで、 Yahoo メールにに添付して、東京に送った。午前1時にはすべて終了した。やっとすっきり眠れる。

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